PERSONA3





「君に伝えたかったこと」  2010・1・31→2010・2・1





12月のあの日からずっと考えていた。


<<知恵の実を食べた人間は、その瞬間より旅人になった・・・
   アルカナの示す旅路を巡り、未来に淡い希望を抱く・・・
   しかし、アルカナは示すんだ・・・>>



僕達は本当に愚かで。
それを見ようとせず聞こうとせず想うことをせず。
己に突きつけれらてはじめて認識し。
絶望し嘆き悲しみ怯え迷う。



12月のあの日からずっと考えていた。


<<その旅路の先に待つものは、
   “絶対の終わり”だという事を。
   いかなる者の行き着く先も・・・絶対の“死”だという事を!>>



そう告げる君が泣いている。
僕を食べて産まれた君が知った、希望を想い泣いている。


12月のあの日からずっと考えていた。


<<<どうして、いとおしいと思っているものを奪わなきゃいけないの・・・!?>>>


見上げる先にあるだろう死/母に
そしてそれを導く己に絶望し泣いている。

でも。
だからこそ。
僕達は最後まで諦めない。
たとえ行き着く先が絶対の“死”であっても。




12月のあの日からずっと考えていた―――――。

僕が僕であり、君が君であるということを。




壊れ逝く影時間の狭間で、ようやく君に辿り着く。
「綾時・・・ありがとう。ごめんな。」
「どうして君が謝るの?謝らなきゃいけないのは僕の方で・・・っ!」
「ずっと、考えてたんだ。」
「・・・・・・・・?」
「もし“望月綾時”という存在が産まれなければ、僕達はこうやって
 最後まで足掻くことさえ出来なかっただろうな、って・・・
 何も知らず。何もわからず。不安の中で最後の日を迎える―――――。」
もし綾時が存在しなければ僕達にはニュクスという存在を知ることさえ
出来なかったかもしれない。それは本当に・・・怖い。恐ろしい。
そして気付いた。

綾時は“滅びの宣告者”であり“最後の希望”でもあったのだと。
奇跡というならきっと綾時の存在がそうだ。

「それは・・・・・。」
「もし僕の中で、綾時が言う“恩恵”を得ることがなかったら、その宣告者が
 僕らにニュクスの存在を伝えたと思う?」
ニュクスに会う方法を伝えただろうか?
苦しませたくないと“死”を望んだだろうか?

<<NO>>だ。

きっと何も伝えず何も与えず躊躇なく僕らに死を与えただろう。
そこには“忘却の平和”も“今ここにいる僕達”もない。
だから。
「だから・・・ありがとう。苦しませて泣かせて、ごめん。」
「それでも・・・僕は・・・・・。」
「楽しかった。嬉しかった。同じ時間を生きることが出来てよかった。
 望月綾時が産まれて来て本当によかった。」
これだけは君に伝えたかった。
僕なんかで申し訳ないと思ったこともあったけど、今は綾時を産んだのが
僕であったことが素直に嬉しい。
「もしほんの少しでも、綾時もそう思ってくれているなら・・・僕は僕を認められる。」
だからそんな顔するな。
それとも・・・綾時として生きた時間は辛いものでしかなかった?
「・・・・・・ごめんっ!」
堪え切れなくなった様に僕にぎゅっと抱きつくと、綾時の頬に12月のあの日から
見せなかった涙が落ちた。
「・・・僕はっ・・僕を、産んでくれて、ありがとう・・・!」
「・・・・うん。ごめんな。・・・それにしても、おまえ、やっぱズルイよ。泣くなバカ。」
お互いに謝ってばかりの僕達に人としての時間はもう残ってないけど。
この気持ちを、僕達を知る皆に伝えたい。
SEESの皆に伝えたい。
約束を果たしたい。
だから。



だから、もう少しだけ・・・ここで待ってて―――――。









あとがき反転。

うわわあああん!何コレ!?ラブレターっすか!?笑 
うちの主人公ではないっぽい甘さブフッ・・・!恥
ペルソナ倶楽部3読んで妄想広がり買い物中も止まらないヒドイ。
アルカナ〜とかやっぱりやりたいし〜とか思いながらTOP絵と同じく
数日前になって慌てて書いるストレガ気質野郎。。。もうやめればいいのに。オレがバカ。
まぁ・・・期間限定ってことで;;;


追記:

このショートの後半、綾時視線の方が書きたい気がしますが止めときます腐。。。
TOP絵をこちらに追加しましたが;明日にでも引き上げます〜><